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2024年2月11日

土地活用のための底地活用事例とアイデア

 

本来、「底地」は活用方法が限られており、地代を得るか売却するかといった活用方法しかありませんでした。

しかし、現在では底地を上手に活用することにより、従来の方法よりも多くの利益を得られる可能性を秘めているのです。

そこで、底地の活用方法について解説します。

 

 

底地活用の成功事例の紹介

底地を保有している方で、現状の底地の運用方法に不満を感じている方の場合は、さまざまな方法でお持ちの底地を活用することをおすすめします。

 

住宅開発における底地活用

その底地周辺に住宅需要が高まっているのであれば、底地の借地権を買い取って建物を取り壊し、マンションを建てることで住宅需要に対して対応することができます。

主な事例としては、都市開発や商業施設などの生活に大きく関わることになる施設の建設により、周辺の住宅需要が高まることがあります。

あとは、大企業の社屋や大学などの教育機関が建つことにより、社員や学生の住まいが必要になれば、住宅需要も高まるでしょう。

こうした動きがみられるのであれば、底地の借地権を買い取り、ローンを組んでマンションを建ててもマンションの空室リスクは抑えられ、家賃収入ですぐにでもマンション建設のコストを返済することができるはずです。

 

商業施設の活用と多様性

底地の活用方法としては、一般的に住宅を建てることにありますが、周辺のニーズによっては商業施設として活用するという方針も検討することをおすすめします。

都市開発などで住宅ニーズが高まるということは、周辺の人口が増加するということです。

そうなれば、デパートや病院などの大型施設の需要も高まることになりますので、底地の借地権を買い取ってご自身でコンビニを経営するという方法もありますし、そのエリアに進出を検討している企業に更地を借りてもらうまたは売却するという方法もあります。

商業施設進出のニーズが高まっている状態なので、相手企業も相応の条件で土地を借り上げ、または買い取りしてくれるでしょう。

借地権の買取には相応のコストがかかりますが、ニーズの高まっているエリアの土地であれば企業側も相応の見返りを用意してくれるはずなので、借地権買取のコスト以上の利益を得られる見込みが高いです。

 

都市農業と底地活用

住宅ニーズが高まっている中で、相応の広さの土地を底地として活用しているのであれば、それを買い取って「家庭菜園付きの住宅」として貸し出すという選択肢もあります。

昨今、家庭菜園の人気が高まっており、人によっては相応の規模の家庭菜園を自宅の敷地内でやりたいという方もおられるでしょう。

昨今は都市部でも家庭菜園のような農業需要が高まっており、相応の敷地面積を持つ土地をお持ちであればそのニーズを満たすことができます。

需要に対応した供給はそうでない場合よりも価値が高いとみなされるため、相応の賃料を提示しても借りてくれる人が見つかりやすいです。

建物を建てて貸し出す場合は建設コストがかかりますが、底地として地代を請求する場合よりも多くの賃料を得られる可能性がありますので、不動産のプロと相談しつつ土地の運用方法を模索してください。

 

グリーンスペースと公共施設

底地の面積が相応であれば、借地権を買い取ってから公園などのグリーンスペースや、公民館などの公共施設としての運用方法もあります。

都市開発などの要因で人口が増えたエリアでは、こうした公共スペースのニーズも高まります。

しかし、住宅用の土地の敷地面積では十分なスペースを確保できないため、こうしたスペースの確保に十分な広さの土地をお持ちであれば、自治体に対して有利に交渉を進めることができるでしょう。

こうした公共スペースの確保のための土地の提供は、地代の提供による利益の確保だけでなく、公共スペースのための土地を提供したという地域貢献という側面もありますので、地域に根差す生活をするにあたっては大きな意味を持つことになるのです。

 

底地活用の際の成功要因

底地を活用するにあたっては、「活用を成功させる」ことが根底にある必要があります。

では、底地の活用を成功させる要因とは何なのでしょうか。

 

ニーズの分析と地域調査

底地を活用するということは、要するに「ニーズのある土地活用を検討する」ということでもあります。

先ほど「都市開発で人口が増えていればさまざまな需要がある」という話をしましたが、逆に言えばこうした要因で土地のニーズが高まってなければ底地の借地権を買い取っても有益な活用法を見出すことは難しいです。

仮に借地権を買い取って更地にした土地を保有していても、有益な活用法を見出すことができなければ固定資産税がかかるだけであり、地代を請求できていたころよりもコストがかかってしまう状態になります。

そうなると、余計なことをしなかったほうが利益を得られた状態になるのです。

もし、底地を活用したいと考えているのであれば、まずはご自身の保有する土地の周辺のニーズを調査して、活用することでニーズを満たすことができるのかどうかを入念に検討してから行動に移すことが重要になります。

 

底地の活用と専門家の協力

底地の活用を考えていても、素人ではそう簡単には底地活用の計画や行動を起こすことは難しいでしょう。

適当に計画して行動に起こしても、十分な利益を得られないどころか、収支がマイナスになってしまうリスクを高めることになります。

そのため、不動産活用においては、そのプロである不動産業者や不動産鑑定士の助力を得ることが重要なのです。

不動産取引のプロは、不動産活用における活用方法のアドバイスや、流通経路の提供など、底地を活用するために必要なさまざまな助力を提供してくれるでしょう。

底地の保有はどうしても煩わしさがあると思いますので、これを活用するにあたっては専門家の助力を得ることによりスムーズに取引を進めることをおすすめします。

 

まとめ

底地は、さまざまな形で活用することのできる余地があります。

とはいえ、個人ではどうしても活用方法に限界があり、最大限の利益を得られない可能性があるでしょう。

十分な利益を得るためには不動産取引の専門家のサポートを得ることを前提とし、後悔しない底地活用を実現してください。

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