ワケアーリ|共有持分、底地、再建築不可など、訳アリ物件トラブル解決

ワケアーリ|共有持分、底地、再建築不可など、訳アリ物件トラブル解決
> その他 > ゴミ屋敷の売却はゴミを片付けることを優先しよう
2023年9月18日

ゴミ屋敷の売却はゴミを片付けることを優先しよう

 

ゴミ屋敷を売却する際には、ゴミを片付けることを優先したいものです。

ゴミ屋敷を放置しておくと景観を損ねるほか、建物の倒壊や火災などの危険性が高まります。

とはいえゴミの量によっては短期間で片付けることは困難です。

ここでは、ゴミ屋敷を売却するためのコツについてご紹介します。

 

 

物件の引き渡しはゴミがないことが前提

ゴミ屋敷をそのまま売却することは不可能です。

ゴミをかき分けてまで内見を希望する方が存在しないことがその理由です。

常に異臭が漂うため、近寄ることすらためらう方が大半でしょう。

 

そもそも物件の引き渡しはゴミがないことが前提です。

基本的にゴミの処分は無料では対応してもらえません。

燃えるゴミや燃えないゴミの日の回収業務は、自治体のごみ処理窓口に費用を納めることで成立しています。

 

粗大ごみに関しては、予約後にコンビニなどでごみ処理券の購入が必須です。

エアコンや洗濯機、冷蔵庫や冷凍庫、テレビや衣類乾燥機には、別途家電リサイクル料金が請求されます。

 

ゴミ屋敷を売却する前には、ゴミを片付けることを優先してください。

 

ゴミ屋敷の売却前の片付けは複数人がおすすめ

ゴミ屋敷の売却前の片付けは、2名から3名以上の複数人がおすすめです。

ワンルームや1Kくらいの広さであれば、1人で片付けをするのも良いかもしれません。

 

基本的にゴミ屋敷レベルの場合、1日ですべての片付けを完了させるのは極めて困難です。

できれば数日間に分けて少しずつ進めていくような計画を立てましょう。

 

地域の燃えるゴミの日が月曜であれば、その前の土曜日や日曜日に紙類などのゴミをまとめます。

 

地域によっては雑誌や新聞、書籍などはリサイクルの対象です。

場合によっては収集してもらえないことも想定しておきましょう。

 

軽トラックなどが準備できるようであれば、事前予約の後にゴミ処理場に直接持参するやり方もあります。

片付けの際には以下のものを準備しましょう。

 

・手袋(軍手やゴム手袋)

・マスク(防塵用であれば完璧)

・汚れても問題ない衣服

・ごみ袋(地域指定のもの)

・はさみ

・カッター

・荷紐(雑誌や新聞をまとめるときに使用)

・ガムテープ

・殺虫剤(燻煙式、スプレータイプ)

・洗剤(清掃用)

・雑巾

 

最初に燻煙式の殺虫剤を使用して、建物内の害虫を駆除します。

できれば換気をした後、入口付近やキッチンなどの水場から進めていきましょう。

ゴミをまとめる際には、出入口につながる動線の確保を意識してください。

 

床が見えるレベルまで片付けが済みましたら、清掃に移ります。

大まかな清掃の後に、スプレータイプの殺虫剤を噴霧してから一旦終了です。

 

ゴミ屋敷の売却前の片付けは専門業者の利用も検討しよう

ゴミ屋敷の規模が3DKや3LDK、4DKや4LDK以上の場合には専門業者に清掃を依頼することも検討したほうが良いかもしれません。

専門業者に依頼するメリットは以下のとおりです。

 

・短期間(最短1日)でゴミ屋敷が片付く

・ゴミの処分をしてもらえる

 

短期間(最短1日)でゴミ屋敷が片付く

専門業者に依頼する一番のメリットは、短期間でゴミ屋敷が片付く点です。

規模にもよりますが、最短1日で完了する可能性があります。

 

ゴミの処分をしてもらえる

専門業者の片付けはゴミの処分までがセットです。

可燃ごみだけでなく粗大ごみも処理してもらえるため、自治体ごとの回収日を待つ必要がありません。

 

ゴミ屋敷の売却前の片付けで専門業者を利用する際の注意点

ゴミ屋敷の売却前の片付けにて専門業者を利用する際には、相応の費用が発生します。

物件の規模によっては数十万円単位の費用が請求されるかもしれません。

複数の業者と相見積もりを取るなど、依頼側の工夫も求められます。

 

ゴミ屋敷の売却前にはリフォームも検討しよう

ゴミ屋敷の片付けの後には、それまで隠れていた不具合が表面化することが考えられます。

特に蓄積されたゴミによる臭いは簡単に除去できるものではありません。

壁や床の補修、キッチンや水回りの修繕などのリフォームを施すことで、資産価値の上昇が期待できるでしょう。

 

とはいえ、リフォームやハウスクリーニングも相応の費用がかかります。

周辺相場や交通アクセスなどを加味した上で、売却価格で採算が取れるのか?を検討したいところです。

 

ゴミ屋敷を更地にしてからの売却

建物の解体後に更地にしてからゴミ屋敷を売却するやり方もあります。

ゴミの処分費用と解体費用が発生しますが、ゴミ屋敷のイメージを払拭できる点が一番のメリットです。

 

ただし建物の解体後は、土地に対する固定資産税や都市計画税の軽減措置が適用されなくなります。

 

  税金の名称 軽減措置
小規模住宅用地

※200㎡以下

固定資産税 固定資産税評価額×6分の1
小規模住宅用地

※200㎡以下

都市計画税 固定資産税評価額×3分の1
一般住宅用地

※200㎡超

固定資産税 固定資産税評価額×3分の1
一般住宅用地

※200㎡超

都市計画税 固定資産税評価額×3分の2

 

売却成立までのタイミングによっては、納税額が高騰することも。

建物の解体は慎重に進めることをおすすめします。

 

ゴミ屋敷の売却方法には買取も存在する

ゴミ屋敷の売却方法には、不動産会社の買取サービスも含まれます。

買取の際には、必ずゴミの処分についての相談をしてください。

 

ゴミ屋敷の買取のメリットは早期の現金化です。

近隣からの苦情や、固定資産税および都市計画税の納付義務からも逃れられます。

とはいえ、周辺相場と比べて割安な価格が提示されるのは否めません。

 

まずは売却での仲介を依頼した後に、買取も視野に入れると良いでしょう。

 

まとめ

ここまで、ゴミ屋敷の売却について紹介してきました。

ゴミ屋敷は放置せずに早めの対策を施すことが大切です。

 

地域によっては、条例に基づく行政処分が科されることもあり得ます。

特に空き家でゴミ屋敷の場合にはご注意ください。

不動産買取業者
キーワード
ゴミ屋敷トラブル回避メリット・デメリットリフォーム・リノベーション不動産売却不動産鑑定士事故物件共有持分(共有名義)再建築不可告知事項告知物件土地活用方法地主・借地人専門家のサポート底地権・借地権建築基準法弁護士の活用悪臭・害虫・騒音火災リスク相続税金空き家売却立ち退き訳アリ物件
共有持分
底地
再建築不可
その他